商社に出向になりました。

交通費の申請方法がわかりません。

商社の年収

商社で働いている(出向だけど)と言うと、半分くらいの人から「給料上がった?」と聞かれます。人の給料を聞くような卑しい人間とはなるべく関わらないようにしたいのですが、まあ、とは言えみなさん気になるんですよね。

 

結論から言います。

 

1円も上がっていません。

 

特に交渉もしなかったし、普通に年度が変わってちょっと上がったくらいのものです。去年の上がり方と何一つ変わっておりません。

 

しかしまあ、ウェブや雑誌などで度々話題になる商社の年収とか見ますと、多少複雑な気持ちになることはあります。最近発売された雑誌には、30代前半で年収が1,000万円くらいになることもあるとか書いてありました。私とは年齢が違うのでなんとも言えませんが、少なくとも同じ課にいる40代くらいの先輩は1,500万円くらいもらっているのかなと。

 

その3分の1くらいの給料で、70%くらいの働きを求められるのは割に合わないんじゃないかとか、残業代も出ないし研修も参加できないし、とかとか。せめて出張いっぱい行ってマイルでも貯めようかな、なんて卑しい考えに陥ってしまうのでした。

 

 

先輩が夏休み

えー、大した話ではないんですが、一緒にやっている先輩(実質上司)が本日より夏休みに入りました。もう、やりたい放題です。早く帰ったるでー!と思っていましたが、本日20時まで勤務してしまいました・・・。

 

それでも、元いた企業でやってたころよりはだいぶ早いですけどね。私が担当していた案件を持っている後輩は、相変わらず毎日22時過ぎまで働いているようです。

 

自分も同じ環境にいた時は、まあ大変だとは思っていたけどそれでも仕方ないって感じでしたが、離れてみるとなんかもう非人道的すぎるやろ!みたいな謎の義憤(私憤?)がこみ上げてきます。

 

たぶん、それは、後ろめたいから。

 

誰にも言わずに、勝手に異動して。もちろん残された人に迷惑がかかるのは百も承知で、でも「私じゃなきゃダメだなんてことはない。誰にだってできる仕事だよ」とかごまかしながら、「新しいことに挑戦したい、視野を広げたい」なんて綺麗事を吐きながら、その実逃げてきただけなのかもしれない。

 

だから、なんとなく後ろめたいんだろうなとは思う。でも、5月に異動してから1度も生理が来てないくらいには、肉体的なのか精神的なのかこたえてるみたい笑 これまでの人生で、ここまで不順だったことはないんだけどなぁ。何か大き病気だったらどうしよ!

使える英会話(かどうか知らんけど)

商社に入り、月に1回のハイペースで海外出張に行かされますと、いかに自分が英会話ができないかを痛感します。TOEICとかだと、そんなに悪い点数ではないんですけどね。聞く・書くのと話すのでは大違い。しかも、ビジネスの言葉ってなかなか難しい。

 

ということで、「ビジネス英会話」という本を買ってきました。CDを聞きながら、夜な夜なひとりでぶつくさやっております。ここで、いくつか使えそうなフレーズを紹介するので、これだけでも覚えて帰ってください。

 

I have a hangover. | 二日酔いなんです。

出張時はよく使いますね。飲み会の次の日、朝一番で "Good morning! How are you doing?" とハイテンションで迫られましたらこう答えましょう。フライトの後のアルコールはよく回ります。

 

I'm not sure when. | 時間的なことは、わかりかねます。

これもあるあるですねー。「いつできんのや?」と迫られて、「いや、ゆーても仕様もなんも決まってないし。てか、なんなんその資料?フローの条件分岐から、矢印が5本でてるけど?どんな分岐やねん!こんなもんで期間もクソもあらへんわ!」と言いたい時など多々あるでしょう。そんな時に使ってみましょう。

 

I wish I didn't work here. | こんな会社に入るんじゃなかった。

「ビジネス英会話」としてこのフレーズを持ってくる勇気に乾杯。著者にもいろいろあったんでしょうね・・・。

 

※参考 「英会話ペラペラビジネス100」(株式会社アルク

    著者:スティーブ・ソレイシィ/ロビン・ソレイシィ

部活動に参加する!

明日は、商社の部活動に参加してきます!結構ニッチなスポーツで、なかなか企業で部活としてやっているところは多くありません。出身企業でもこのスポーツの部活を作ろうと思ったんですが、人が集まらずあえなく断念しました。大学の体育会でやってたので、基礎はばっちり(なはず)。

 

部活動とかに参加すれば、他部署の人とも知り合いになれて、このコンクリートジャングル、商社サバイバルを生き抜く助けになるかもしれないという淡い下心もあります。イケメンいないかなー。

 

屋外競技ですが、明日は安定の雨予報!

 

 

雨予報!!!

 

 

さ、朝ははやいぞ。てるてるぼうずつくって寝よ・・・。

駅からの距離

今日、出身企業に打ち合わせに行ったんですが、うちの会社駅から遠いんですよね。今の商社は駅近なので、久しぶりに行くと本当に遠い。

 

これって、この暑い中リクルートスーツ着て面接に来る学生さんにどう思われるのかなと思ってしまいました。駅から遠いオフィスにする合理的な理由って、なかなか思いつかないもんな。

 

同じビルには、コールセンターとか結構入ってる。それはちょっとわかる。今年は売り手市場だというけれど、駅からの距離で「やっぱやめた」ってならないことを祈る。

 

え?そんなことで決めないって?自分自身、家からの距離で今の会社決めてるから、一概にないとは言えないと思います!(入社の時は、別の場所にオフィスがあったんです)

商社の仕事とは

商社は、就活人気ランキング上位に何社もランクインするような業態です。でも、自分が学生の時は、商社に行きたいと思ってことはありませんでした。説明会にも行こうと思わなかったし、他の企業の説明会のついでに聞いた商社の説明では、いかにも頭の悪そうな40手前くらいのおっさんが「事務の女の子とか、マジ感謝してる」とか言った瞬間、「はよ帰れ」と思うくらいでした。

 

なぜ、商社を受けようと思わなかったかというと、恥ずかしながらなんの仕事をするのかわからなかったからです。「輸入?輸出?それなんか楽しいの?」と思っていました。自分の仕事が社会にどういった影響を与えるのか、それが当時の自分には想像がつかなかったのです。

 

生産者なら、自分の仕事で何かを生産する、生み出される実感がある。小売とか、お客さんを目の前にすれば、商品を実際に提供してその人の生活にほんの僅かな変化をもたらす実感がある。そこまでは想像ができました。でも、社会に出たことのない視野の狭い学生には、商社が何をやっているのか、はたして実体のある仕事をしているのか、それが微塵も想像できなかったのです。

 

実は、商社に出向する直前でも、あまりわかっていませんでした。今でもよくわかっていません。ただ、商社と自分の会社との関わりを見ていたので、自分がどういった役割の仕事をするのかという部分的なことはわかっていました。だから、これを機に商社がなにをしているのか見てこようという気持ちがあったことは否定できません。

 

ここ1週間海外出張に出ていて、今回は日本からは1人だけで行ったので、考える時間が結構あり商社の仕事について考えてみました。そうしたら結構単純な話で、「ある商品を、それが”まだない”場所に持って行って売る」ということになりました。すごく単純な話でしたが、規模が大きすぎて見えなくなっていただけだったのではないかと思います。

 

たとえば「りんご」。関西以西にはりんごの産地はあまりない。だから、東北からりんごを持ち込めば、売れる。はじめは「なんだこれ」と思われても、いわゆるアーリーアダプターが試しに買ってみて、それが美味しければ噂がひろまりどんどん売れる。ここで大事なのは、「それが美味しければ」ってところ。だから、商人は「美味しいもの」を見つけ出す能力が求められる。

 

どんなに規模が拡大しても、この構図は変わらないんだと思う。そして、商品がサービスになっても、それは変わらない。だから、今回の出張で思ったのは、いわゆる事業会社ってやつは生産者なんだということ。商社と組んで海外展開をしていくというのは、自分で生産した商品、サービスをそれが”まだない”場所に持って行ってもらい、売ってもらうということ。そして、それが「美味しい」ものでないと売れないということ。

 

だから事業会社は、商社と組んで仕事をするときは、商社に任せてればOKという姿勢ではいけない。なにもしなくても勝手に売れることはないし、商品を磨き続けなくてはいけない。うちの会社は製品ではなくサービスを提供している会社なので、現地駐在も商品に含まれると思う。つまり、現地の駐在も磨き続けないといけない。「美味しい」と思ってもらえるサービスと人材、それを用意しどんどん良くしていく姿勢が、日本の本社には求められるはず。

 

ということを、本社に伝えるのも、自分の仕事の1つなんだと思ってやっていこう。

新入社員の仕事とは

私の目の前の席には、新入社員が座っております。現在は、第1四半期の着地予想の資料を作成しております。心なしか、今週に入って徐々に顔色が悪くなってきております。


さて、そんな商社には「新人ランチ」という取組があります。新入社員が、先輩とランチをするだけの簡単なお仕事です。ただし、以下の3つのルールがあります。

  • 他部署の先輩であること
  • 1対1であること
  • 2ヶ月で20人といくこと

3日に1回は実施しないと 20名は達成しないようになっております。

 

ここからは個人的な意見ですが、新入社員の一番大事な仕事は、社内で自分の名前を覚えてもらうことだと思っております。所詮仕事は人間相手の行為なので、いくら自分自身が有能でも、いくら正論を吐いても相手が嫌だと言ったらそこから先に進みません。

 

相手を動かす手法には様々あるかと思います。

  • 暴力的に従わせる
  • 賄賂を握らせる
  • 「いいやつだ」と思わせ懐柔する
  • 泣き落とし
  • 色仕掛け
  • 土下座

こう見ると、やはりPay it forwardの精神でやっていくのが一番簡単、安全かつプライドも保てるのかなと思います。いいことをすれば、きっといいことが返ってくる。

 

ずるいようですが、自分の仕事を進めるためには、仕事を頼む相手の中での自分の優先順位を上げること。そのためには、まず名前を覚えてもらう。そして、変な言い方ですが「気に入ってもらう」ことが大事だと思うのです。