お茶出しの順番
今朝は、出身企業の社長とのアポでした。社長と向き合って打ち合わせなんて、入社面接か無理な決裁を通すための打ち合わせ以来です。
向こう側に、社長。こちらは課長と先輩の3名。末席に自分。
席につくと、社長の秘書が華麗に登場。お盆の上にはお茶が4つ。
「おおぉぉ!私にもお茶が出るのか!お客様なのか!」
まずは、課長からお茶が置かれる。そして、2つ目のお茶が先輩のところに置かれる。ここで一瞬、緊張が走る。
ざわ…ざわ…ざわ…
「社長より、先か…?」
出向社員ということは、もちろん商社の社員ではない。煮ても焼いても出身企業の社員である。つまり、煮ても焼いても社長の部下である。しかし、今日は来客として商社側に座っている。ならば社長より先にお茶を出すのか?いっそ一人だけ出さないか?
さぁ、どうする?
一瞬の静寂、震えるお盆、流れる結露
ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード
もちろん、秘書の方は私に先にお茶を出してくれました。なんか変な感じがしました。後で秘書の方と話した時も、お互いに「ふしぎだねー」と言い合いました。
なんだか、少し寂しい気もしました。
しかし、お茶を出す順番でいちいちこんな考えさせられるだなんて、めんどくさいですね、サラリーマンって。